まちエネ大学2014年、神奈川・横浜スクールプレイベントでキックオフ!

  • 2014.07.16
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いよいよ2年目となった、まちエネ大学。まずは横浜スクールのプレイベントからキックオフしました。

会場は、歴史情緒溢れる、横浜市開港記念会館。再エネ事業実現への夢と希望を抱いた、50名を超える皆さんが集まりました。

昨年度は、北海道、東京、滋賀、和歌山、山陰の5カ所で、合計31もの事業プランが誕生した、まちエネ大学。昨年に引き続き、プレイベントのファシリテータを務めるプロフェッショナル・コネクターの勝屋久さんからは、自分のやりたいことを事業にした自身の体験から「自分のやりたいことを実現するのは、本当に、わくわくすることなんです!」と参加者の皆さんへのエールが送られました。

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(プロフェッショナル・コネクターの勝屋久さんから参加者の皆さんへ力強いエール)

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(再エネへの意気込みをグー、チョキ、パーで表明する、参加者の皆さん)

世界では今、毎年のように異常気象を伝えるニュースが報道されるようになりました。自然災害は深刻化し、気候変動への取り組みの加速が、益々切実に求められています。その解決策として注目を集める、再生可能エネルギー。再エネ推進のために、政府はFIT(固定価格買取制度)という制度を用意しました。

化石燃料の輸入に頼る日本ですが、地域に目を向けると、森林、河川など、豊富な自然資本に溢れています。この資源を活かし、地域の活性化をはかりながら再エネを推進する取り組みが、今とても注目されているのです。地域の金融機関や自治体の協力を得て、また、再エネの現場での知見の豊富な講師陣を迎えて、濃厚な授業を展開する、まちエネ大学。映像視聴による事前学習と、ワークショップスタイルの講座を通じて、きっと今年も多くの再エネ人材が輩出されることでしょう。

ゲストトーク第一弾、経産省経済産業政策局調査課長(前資源エネルギー庁新エネルギー対策課長)の村上敬亮さんからの再エネミニレクチャーでは、私たち日本人がエネルギーをこんなに「遠く」感じるようになってしまったのは何故か。どうしたら、エネルギーを身近なものにしていけるのか。FIT導入の背景と、再エネ事業に着手することの意義について、熱い話がありました。

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(経産省村上課長による熱のこもったミニレクシャー)

つづいて、ロハス・ビジネス・アライアンス共同代表の大和田順子さんからは、福島で展開中の再エネ事業について紹介がありました。地域の人、よそ者、若者、女性、異業種の人たち――。色々な人たちを交え、地域の課題解決について話し合い、具体的な計画を立てていくこと。まちエネ大学も、そのような可能性の生まれる場として期待されています。

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(大和田順子さんによる地域の先進事例の紹介)

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(大和田順子先生のレクチャーでは、一期生からの事業の進捗状況の報告もありました)

ゲスト講師からのスピーチのあとは、関心のある再エネのタイプごとにテーブルにわかれて、再エネ事業のアイデアや、その実現のために自分にできることなどを参加者同士で共有しました。

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参加者の中には、既に発電事業の立ち上げに向け具体的に活動している人たちも複数いて、議論はとても盛り上がりました。「地下鉄の浸水除去システムを活用した発電に挑戦したい」「風力と太陽のハイブリット発電をスタートしたい」 「事業の実現のために、人とひととをつなぐ役割を果たしたい」など、多くの意見が交わされました。

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横浜スクールの、第一回講座は9月2日にスタートです。

横浜・関内でコワーキングスペ―ス運営や社会企業家支援を行う関内イノベーションイニシアティブ代表取締役・治田友香さんのファシリテーションで、4回の講座を進めていきます。どうぞお楽しみに!